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生地の事なら後藤さん

2008年6月号

特集

ソフトレザー誕生秘話

「生地のことなら後藤に聞け」特集レポート:ソフトレザーの誕生秘話

ソフトレザー誕生の背景

ソフトレザー(合成皮革 以下:ソフトレザー)が登場する前までは塩化ビニールで作られた、PVC(塩ビレザー)しかありませんでした。
でも、この塩ビレザーは、どうしてもベタ付きだったり伸縮性だったりの問題で、中々本革の表現を出すことができませんでした。 そこで、より本革のタッチに近い柔らかでしっとりとした風合いの「ソフトレザー」という発想が生まれ、商品が生まれました。

ソフトレザー開発鈍化 ソフトレザー年表

*1960年代前半 開発スタート(当初は靴や鞄などの表皮として開発がスタートしました。)

*1960年代後半 家具用にソフトレザーが使用されはじめました。

*1970年代 ソフトレザーの開発が鈍化

 

*1980年代 再びソフトレザーの開発がスタート。

ソフトレザー開発鈍化後、加水分解が起きにくく、耐久年数が長い ポリウレタンの樹脂を製品化する技術が確立されました。 以前に使用されていたエステル系・エーテル系をブレンドした樹脂から 技術革新によりポリカーボネート系をブレンドした樹脂に変更されていきました。 その結果、安定した品質でより耐久年数が長いソフトレザーの開発と生産が可能になり現在のような 多様なソフトレザーが生まれました。 その後も改良が重ねられ、ソフトレザーの耐久年数が飛躍的に延びたことから、再び市場でも扱われる件数が増えていきました。

 

トピック - ポリカーボネート系の樹脂について

ソフトレザー再開発スタート後、採用されたポリカーボネート系の樹脂は エステル系・エーテル系よりも高価な樹脂であり、 さらに高い技術的を保持したソフトレザーメーカーのみが 安定した商品供給体制を確立し発展していきました。

 

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