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生地の事なら後藤さん

2009年3月号

今月の特集

緊急特集!SSランク ARシリーズ徹底解剖

「生地のことなら後藤に聞け」特集:緊急特集!SSランク ARシリーズ徹底解剖

聞き手:スタッフ
練り込まれているというと…。ポリプロピレン繊維の原材料というのは「水飴」みたいなものというイメージで合っているでしょうか?例えるなら、水飴に食紅が混ざっている…という具合に。
語り手:後藤さん
そうですね。そこから繊維へと加工されていきます。ポリプロピレンは水分を吸収しない性質を持っていますので、 他の多くの繊維のような染色ができません。つまり繊維に色が浸透しないんですね。
聞き手:スタッフ
水分を吸収しないということは、汚れが繊維に浸透しない、つまり汚れに強い!という特徴に繋がりますね。
語り手:後藤さん
そうですね。適切な処置やメンテナンスをしていただくことで永くお使い頂けると思います。
聞き手:スタッフ
話が変わりますが、ARって生地の裏を見てみると裏糊加工がないんですがこのままでそれなりの強度があると捉えてもよろしいのでしょうか?
語り手:後藤さん
生地の強度や歪みを安定させる為に通常ですと裏糊加工を施すのですが、ARは非常に緻密で密度の高い生地ですので、裏糊加工前の強度試験で基準をクリアしています。生地の品質、密度の高さが伺えますよね。
聞き手:スタッフ
なるほど。
語り手:後藤さん
また、ポリプロピレンの性質として非常に高い熱には弱い、という点があります。裏糊加工には高熱で処理される工程が有る為ポリプロピレンが硬くなり、ARの魅力である柔らかくて肌触りの良い風合いの特徴を生かすことが出来なくなってしまいます。裏糊加工がなくでも、規定の基準はクリアしていますので安心してARをお使いいただければと思います。
 

気になるお手入れ方法は?

聞き手:スタッフ
ドライクリーニング不可、というのはNOYESの生地ラインナップとしては珍しいですよね。
語り手:後藤さん
先程も申し上げました通り、ARに使われているポリプロピレンは高熱に弱いです。お手入れは手洗いに留めて頂いて、タンブラー乾燥も避けて頂くようお願いします。
聞き手:スタッフ
後藤さんが先程仰った「高熱」というのはどのくらいの温度を指すのでしょうか?もし、油性の汚れが付着してしまった場合お湯を使った方が落ちやすいかと思うのですが…。
語り手:後藤さん
手洗いの範疇でできる30℃~40℃くらいであれば問題がないと認識しております。念押ししておきますが100℃以上になるドライクリーニング、タンブラー乾燥は絶対に避けて下さい!
聞き手:スタッフ
手洗いの範疇でできる温度であれば問題がないということですね!安心しました。 それでは最後に、ARについて一言、お願いします。
語り手:後藤さん
昨年末に数多くの生地を取り扱うことになり、色々ありましたが、こうしてARを多くのお客様に支持していただけていることにとても感謝しています。ARは、生地を選択する視点の持ち方を改めて考えさせてくれた商品のひとつであったと感じています。これから先も多くのお客様に喜んでいただける様に、ARの安定した生地供給に努めて行きたいです。
 

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