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生地の事なら後藤さん

2008年9月号

特集

知って安心、生地の試験

「生地のことなら後藤に聞け」特集レポート:知って安心、生地の試験

こんにちは。
ようやく過ごしやすい日が多くなってきましたね。
今月の「キジゴト」は、完成した生地が受ける 様々な試験について掘り下げていきます。
どんな試験があるの?NOYESで取り扱う生地の品質は安心なの? 良い生地の見極め方は?
すっかりお馴染み・生地の大先生「後藤さん」に取材しました。

 

試験をする意義

聞き手:スタッフ
早速ですが、生地にも試験ってあるんですよね?どのような試験を受けると、商品として扱うことができるのでしょうか?
語り手:後藤さん
はい、推察の通り、NOYESで使う生地を採用するには試験を致します。まず、私の経験を元にソファに適している生地を選びます。その次にその生地に対して重要な項目を中心に試験をし、得られた試験データが合格基準に満たされていれば採用、といった流れでしょうか。
聞き手:スタッフ
なるほど。試験内容はこちらから指定できるものなのですか?
語り手:後藤さん
そうですね、基本的にはお客様に満足していただく為にどのような試験項目が的を得ているか、過去の事例を踏まえて検査機関に試験項目を指定して依頼しています。 また、当然のことですが各生地メーカーも、JIS(日本工業規格)の基準をもって合格していれば大丈夫であろうという目安を設けています。
聞き手:スタッフ
そうなんですね!指定できるとは思いませんでした。生地によっては試験の内容は違ったりするのでしょうか?
語り手:後藤さん
平織りだったり、パイルだったり、ニットで編み込まれている織物だったりと、生地にもそれぞれ個性があります。通常の試験項目に加えて、生地に適した試験項目がないと問題が出てきてしまう場合もありますから、生地によって試験内容は変わってきますね。
聞き手:スタッフ
生地やメーカーさんによって織り方の違いがありますよね?例えば、綾織りの時と平織りの時など、織り方によっての検査結果の違いはあるのでしょうか?
語り手:後藤さん
織り方が違っても同じ試験内容で、結果が全てというところがありますね。
生地の種類により、糸が長く飛ばしてあるもの・規則正しく織り込まれているものがあります、又同じ太さの糸で、緻密に織り上げられた織物は生地の試験データが良くなるようです。糸の絡みが少ないのは、生地に表情が出ますがデータ上は不利なものが多くなります。
生地に表情が出て見かけが良くても、お客様に満足していただけて且つ品質が安定しているかどうかを判断基準としています。
聞き手:スタッフ
では、織り方によって試験を変えているわけではないんですね?
語り手:後藤さん
そうですね。 ただ、織り方に変化がついていて、生地に表情があればあるほどデータ上は不利なものが出やすいです。
 

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