見えないところ勝負

ひとつひとつ、丁寧に。

NOYESの商品ラインナップにおける木枠は、基本的な材料としてカポール材、合板によって構成されています。カポール材はねばり強く、日本では広く使われている材料で、合板もカポール、ラワン、スギ、などを薄く重ね合わすことによって（無垢のままでは使用は出来ません）強度を持もせ、市場で多く使われています。

それら材料の使用場所としては、20mm厚カポール材・・・笠木、バネ桟（バネ受け）、前台輪、後台輪、巻き込み 3～15mm厚合板・・・親木、妻台輪、帆立、根太、これら基本部分に補強材としてスミ木、受け木など小さな材料を使用します。

ホルムアルデヒドの含有率は最も低いF☆☆☆☆

通常弊社ソファの木枠フレームに使用されている合板は、F☆☆☆を使用していますが、NewSugar Hi-Backの木枠フレームは最高基準のF☆☆☆☆を用いることにより、より環境への配慮を施した構造となっております。

F☆とは、「シックハウス症候群」の原因物質の一つとして知られるホルムアルデヒドの含有率を等級別に表した表記で、F☆☆☆は0.5mg/L・ F☆☆☆☆が0.3mg/Lと国によって定められた数値となっており、NewSugar Hi-Backの木枠フレームはF☆☆☆☆を使用していますので、ホルムアルデヒドの放散量が最も少なく、環境にも配慮された木枠フレームとなっております。 また、こちらの表記は指定工場以外は基準を満たしていたとしてもF☆は認められず、証明書をもってこれを証明いたします。現状、置き家具については、F☆の規制がないのですが通常F☆☆☆以上を使う事となっております。

国産S字バネを使用

S字バネの材料は硫黄、リン、マンガン、ケイ素、炭素で形成された硬鋼線です。ソファのクッション材に用いる素材として一般的なものはS字バネになります。

S字バネの良さは反発力と耐久性に優れているところです。NOYESソファに使用しているスプリングメーカーさんの破壊テストによりますと、1日15回座ったと想定して6万2千回までは耐えることができる、という実績があります。バネの役割は耐久性だけではなく体を支える為の反発力とウレタンの性能を十分発揮させる為にはとても重要な役割をしています。S字バネの上に積まれるウレタン材の性能を十分発揮できないと体重を支える事が困難になり不安定な掛け心地になる場合もあります。また、S字バネの線径も様々ですがNOYESソファに使用している線径は、長年の経験と実績で反発力と耐久性には4ｍｍが適していると考えております。

NOYESソファにつきましては、先に触れましたように線径の太さやバネの間隔などお客様に安心して使用していただける設計・制作方法のバネを使用しております。又、音鳴り防止剤（画像参照）もバネに加工しているので使用している間よる経時変化による劣化の音鳴りも最小限で留められる工夫もしております。