非常に人気の高さを感じる賑わいのブースで所々に樹木を鑑賞する中でインテリアが活きている壮大なコーディネートが混雑するブースの中でもリラックスする印象を与えてくれます。ローバックタイプのソファは腰へのフィット感が考えられており、今までにない背の角度に驚きを隠せませんでした。ブース全体的な印象は昨年とほぼ同様ではありましたが、何回見ても規模の大きさと完成度の高さに高度なコーディネートテクニックがあり、見習うべき部分が多くございました。
昨年に比べてボリューム感のあるデザインでクラシックな印象が強かったです。石・スチール・革とメンズライクな素材を使って、カラートーンを昨年よりも落としたコーディネートはローバックなタイプのソファでも重厚感を感じました。細部にわたって繊細なデザインはLIVING DIVANIならではのセンスが光っています。
鮮やかなカラーとユニークな発想で壁一面にカラーを意識したプリントシェードがあり、カラーテーマに沿ったインテリアアイテムがコーディネートされた非常にセンスを問われるブースに仕上がっていました。Zanottaは遊び心と色使いが常にバランス良く、決してカジュアル過ぎない印象は、空間に抜け感を作るのには大変勉強になります。
シンプルで魅せたいものに注目が集まるように引き算されたコーディネートは昨年と同様、レイアウトを楽しんでみるというよりも、一つ一つの製品を丁寧にみたくなる、技が光るコーディネートでした。カラーバランスも他のブランドに比べてコントラストが強い印象ではありましたが、決して嫌みな感じがしないのは利用しているカラーそのものが中間色にあたるような丸みを帯びたカラーであったことによって、きつすぎることがなく、新たな提案できるセンスを学ばせていただきました。
昨年に比べてフロアにアップダウンをつけたことで、製品と会場のしつらえが同じようにワクワクドキドキと、させるような印象付けを行っていました。逆にDriadeらしくない、新しいと感じさせたのは、たっぷりと柔らかさを見た目からも感じさせるソファに柔らかさを感じられるファブリックを用いて、白さの中に白さを際立たせる手法をとっていた点でした。素材違いで同色をコーディネートさせる大変勇気のあるコーディネートは魅力的でユニークな発想とひらめきが作り上げたDriadeらしさが感じられた空間でした。