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ソファストーリーズ

ソファはいつも暮らしのまんなかにある。

一人もの思いに耽る時
親密な二人の空間
わっと花の咲く家族の賑わい

ぜんぶ抱きとめるソファは、あつく、寛大で、やさしい。

四季折々、日々折々
名前のつかない一つひとつの日常の
暮らしの些細を覚えている。

陽のにおいも、夜の静けさも、
すいもあまいも染み込んで、
ただ、いつもでもそこに。

それぞれのソファに織りなす物語。

往復書簡、母。35年目、夢のような大きな贈り物

「いままで必死に“親”をしてきて、二人ができてないこと。自分たちの人生を考えること、そしてそれにお金を使うこと。考えてみて」

あの日、郵便受けを開けると、レターパックが届いていた。 中には A4用紙が10枚以上、題目は「実家リフォーム計画書」。送り主は、息子だ。 60代半ばに差し掛かった私たち夫婦に、「家をリフォームしたらどうだろう」という。築34年の家を、あとは老いていく私たち二人のためだけに、作り変えていいんじゃないの、と。私たち夫婦には、考えたこともない話だった。

レターパック入りの息子からの“説得書” は、人生でもらった中で間違いなく、一番長い手紙だ。

・・・

35年目の我が家は、古いがゆえあちこちに、家族の生活の跡がある。ベタだけれど柱に残した息子の成長記録や、家具をぶつけてヘコんだ壁、決まった場所で「きゅう」と鳴る、30年以上、いそいそと立ち続けた台所の床。一つの家族が暮らしきった、長年かけてやっと出来上がる気配が、じんわりとそこにある。その気配が宿るのには大変長い時間がかかるぶん、消えてはいかない。だからこそ時々、どうしようもなくさみしくもなる。

たとえば、昔はテーブルいっぱいに食器を詰め込んだうるさい(賑やかと言いたいところだが)食卓に、いまは私たち二人ぶんの食器がちんまり並ぶ。こういった違いは数えきれないほどあり、もちろん慣れてはいくが、消えるか消えないかでいったら、いつまでたっても薄れない。家についた家族の生活の跡というのは、そういうものだ。

リフォーム、と聞いて迷ったのはそういった諸々による逡巡もある。けれど、もう一つ。とても現実的に考えたのはお金のことだ。これから二人で暮らしていく家に手入れをすることが、正しいお金の使い道なのだろうか? それだったら息子や、息子家族に少しでも残す方がいいに違いないんじゃないの、と思ってしまう。

だからこその厚い、熱い、10枚の説得書だった。

「老後に迷惑をかけないための貯金って、いま使った方がいいんじゃない? これからの二人の暮らしのために」

それでもやっぱり夫と二人、ウンウンと頭を悩ませぐるぐると同じ話をし続け、リフォームをついに決心したのは、レターパックが届いてから半年以上過ぎてからだった。その間、息子は一度も急かすことなく、ただ、頻繁にLINEをくれた。私と息子夫婦の3人のグループ。携帯電話を持たない夫は、音が鳴るたびに「お、ナオたちか?」とうれしそうに覗きにやってくる。

「会いたい人に会えないぶん、夫婦で良い時間を過ごしてほしい」
「四人で計画していた石垣旅行も、行けなくなったね」
「おうち時間の充実が喫緊の課題だよ」
「老後迷惑をかけないために、というその貯金。そーいうお金こそ、いま使うべきだよ」
「いままで必死に“親”をしてきて、二人ができてないこと」
「自分たちの為にお金を使うこと、自分たちの為に人生を考えること」

「貯金が底をついたら、その時は子どもたちを頼ってくれたらいいんだから!」
「こんな時だからこそ、リフォームしてみたら?」

ただ、二人で素敵な暮らしをしたら、というのではなかった。私たちが「高齢者であること」を優しく、だけど現実的に教え続けてくれたのだ。そのうえで、これからの暮らしを楽しむための考え方を、地道に説得してくれた。長い長い説得書という形をした手紙と、日々の小さなメッセージを重ね続けた数ヶ月だった。

上に兄がいて、ザ末っ子だった息子。やりたい放題、自由し放題だったあの子。社会人になった一年目は、初任給で新しい洗濯機を買ってくれた。初めてのボーナスでは、新宿三井ビルのレストランで食事をご馳走してくれたのだっけ、と、日々届くメッセージを見ながら思い出す。

リフォームを決めてからは、毎日に張りが出た。業者さんと毎日やり取りしながら、一つひとつこだわって工事の内容を決めていく。少し前までは、インターネットでの買い物すらおぼつかなかったのに。
もっとも長い時間を過ごすだろうリビングには、とりわけこだわった。よく陽の当たるこの部屋に、しっくりくる壁紙の色や絨毯は、夫婦で何度も相談をして、決めた。リフォームが進んでいくたびに、 これからの暮らしをしていく穏やかな自信と、そして小さな楽しみが、家のあちこちに足され、塗られていくような感じだった。

リフォームがいよいよ終わる頃。息子からLINEが届く。

「リフォームお疲れ様! リフォーム祝いにソファ贈るね。絨毯の色だけ教えて!」

あの日のレターパックから、どれだけお世話になっただろう。その気持ちだけで、本当に十分。そう伝えると、今度はお嫁さんからこうメッセージが届いた。

「ナオちゃんは口だけ出して、お金は出してませんから(笑)!このリフォームはお母さんたちが全部やったんですよ!だから、私たちからは、ソファを贈らせて下さい」

奥深い優しさを軽やかに伝えてくれる言葉に、夫婦で涙してしまった。

「ソファ、もう購入したからね! いまから職人さんが作ってくれるよ」

ソファは、息子たちが使っているところと同じメーカーのものだと言う。まさか、あの素敵なソファが、私たちの家に?

大げさかもしれない。でも、もう、夢のようだと思った。

・・・

34年前に、私たちはこの家を買ったのだった。夫が34歳、私が30歳の頃。家と車を持つのが精一杯だった私たちの憧れは、リビングに置くソファだった。家を買ってしばらくして、緑色の皮が素敵な、ちょっと高級なソファを買った。リビングに配達された日の、うれしかったこと。
家族で並んで座ってテレビを見た日のことは、きっと一生忘れない。普通の日だけれど、人生において忘れられない日々とはそういうものなのだ、と思う。そのソファも老朽化してゆき、家のリフォームでいよいよお別れになった。「20数年間、ありがとうございました」と御礼を言って見送った。入れ替わりに私たちのもとにやってきてくれたのが、この息子からの贈り物のソファだ。

「なんだか、あの子たちの家に居るみたいね」。足を組んで“カッコマン”しながら、優雅にソファに座る夫。その隣で私は、広い座面で正座をしてみる。まだ新しい匂いのするリビングで、背筋を伸ばしてみたくなった。

成長記録も壁のキズやへこみ、きゅうと鳴る台所の床は、もうこの家にはない。これからもう少し続いていく、二人暮しのための家がある。だけど、たった二人じゃない。私たちの暮らしには、遠く離れていても家族は一緒だという改めて知った思いが、すでに積もってここにある。

ソファのしっくりと固い座面は、その揺るがない日々の確かさのようで、私たちはまた、うれしくなってしまう。

Illustration by fujirooll

Text by SAKO HIRANO (HEAPS)